拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、弊社はこのたび、2024年8月1日付けで、電気料金体系の見直しを行いますので、
下記の通りお知らせいたします。
弊社では引き続き、お客さまには安心してご利用いただけるよう、更なるサービス品質向上に努めてまいりますので、
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
敬具
記
◆電気需給約款改定について
【実施日】
2024年8月1日
【改定内容】
・容量拠出金相当額の追加
・容量拠出金相当額に関する箇所の変更
約款主な改定箇所
(クリックするとPDFが表示されます)
◆容量拠出金相当額について
【容量市場とは】
「容量市場」は、将来にわたる日本全体の発電所等の供給力(kW)を効率的に確保する仕組みです。電源投資(発電所の建設等)が適切なタイミングで行われ、予め必要な供給力を確保することにより、中長期的に卸電力市場価格の安定化を実現し、電気事業者の安定した事業運営を可能とするとともに、電気料金の安定化により電気を利用しているお客さまにもメリットをもたらすことが容量市場の目的です。
【容量拠出金とは】
「容量市場」で確保された供給力に対する対価の原資として、小売電気事業者、一般送配電事業者、配電事業者が負担する費用のことを「容量拠出金」といいます。小売電気事業者は、2024年より電力広域的運営推進機関の約定金額で定められた「容量拠出金」の負担が義務付けられています。これは、中長期的に電力の供給力を確保し、需給ひっ迫などによる電気の市場価格の高騰を抑えるために必要な費用であり、当社としても、お客さまに広くご負担していただきます。
【容量市場の開始時期】
海外では、すでに浸透している容量市場。日本では、2020年に開設されました。取引されるのは「4年後の電力の供給力」で、現在は2027年度までの電力の供給力が確保されています。
【容量拠出金相当額の算出方法】
はりま電力の昨年の電力供給実績を元に電力広域機関(OCCTO)が算出した年間の拠出金総額(予測)を年間の電力供給量(前年度実績)で割り戻して容量拠出金単価を算出します。
容量拠出金相当額=容量拠出金単価(○.○○円/kWh)×電力使用量(kWh)
【料金適用時期】
容量拠出金相当額は、2024年8月検針日以降のご使用分(9月請求分)から開始いたします。
2024年度 2024年9月請求分から2025年3月請求分
2025年度 2025年4月から2026年3月請求分
以降、年度ごとに新しい容量拠出金単価を適用いたします。
【容量拠出金単価】
2024年度 容量拠出金単価:1.38円/kWh
【調整係数】
2024年度 調整係数:0.5
【変更期日】
2024年8月検針日以降のご使用分(2024年9月分電気料金)より適用いたします。
参考 詳しくは広域的運営推進機関のサイトをご覧ください。
https://www.occto.or.jp/capacity-market/kyoshutsukin_know
以上